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【キューバパールグラス】綺麗に植える方法と育たない3つの原因

2020/05/12

前景草であるキューバパールグラスは葉がとても小さく、どうやって植えたらいいか悩む水草でもありますよね。

今回は、キューバパールグラスの育て方の記事にある「植え方」に重点を置いて具体的に解説します。

また、綺麗に植えてもキューバパールグラスは、水質管理が難しくうまく育てられない方も多い水草です。
なので、キューバパールグラスが「うまく育たない原因」についてもまとめました。

キューバパールグラスを綺麗に植える方法

キューバパールグラスを根っこを掴んで、丁寧に底床に植えてもすぐに浮かんできてしまいます。

これはキューバパールグラスを植えた直後は、まだ根付いていないから。
ストッパーとなる部分が少ないのも理由の1つですね。

同じ前景草であるグロッソスティグマは、葉をストッパー代わりに植える事で、浮いてしまうのを防ぎます。

しかも、普通は育ってくると根張りが良くなって、かんたんには抜けなくなりますよね。

キューバパールグラスも根っこを底床に張り巡らすので浮きにくくはなりますが、他の水草よりも根が短いためやっぱり浮いてしまいます

浮いてくるのを防ぐ植え方

浮かび上がってくるのを防ぐ方法はいくつかあり、その代表的な植え方をご紹介します。

ちぎって底床に埋める

キューバパールグラスは、よくタイル状で販売されているのですが、これをちぎって底床に埋める方法です。

「植える」のではなく「埋める」のがポイントです。

これが一番王道的なやり方ですね。
ちぎって埋める事で水槽全体に植えることができて、完成途中でもまあまあ綺麗に見えるレイアウトになります。

この方法の欠点は、とても手間がかかる事です。
大きい水槽ともなると、その作業量は半端じゃありません。

これはほとんどの前景草に言えることですが・・。

もう一点注意することがあり、植えた直後にヤマトエビなど底床をいじる生体を入れるとほじくり返されます。

朝起きて水槽を見たら「大量のキューバパールグラスが浮いていた」なんてことも‥。

また埋めればいいのですが、浮いては埋めるを何度も繰り返えす行為は水草にとって大きなダメージです。

というか面倒くさい!
冷たい水の中に手を入れるこっちの気持ちにもなってほしいですね!!

なので、できればしっかり根付いたところでエビオトシンなどのコケ取り生体を入れるようにしましょう。

埋める際のポイントですが、案外適当に埋めてもなんとかなるので、神経質にならないようにパパッと埋めることですね。笑

タイル状のまま底床に植える

上記にも書いたように、キューバパールグラスは、よくタイル状で販売されています。
そして、そのまま埋めてしまう方法がこれ。

もちろん水槽に入れる前は、しっかりトリートメントしてあげる必要はありますが、ちぎって植えるよりも格段に楽です。

方法も簡単で、タイル状のキューバパールグラスの上に砂(またはソイル)をかぶせて浮いてくるのを防ぐだけ。

レイアウトよっては不自然な感じになることがありますが、キューバパールグラスは環境に適応すると凄まじい繁殖力を見せるので、だんだん自然になっていきます。

ミスト式で水槽を立ち上げる

おそらく、もっとも浮くのを防ぐのに適している方法です。
ミスト式というのはレイアウトが完成するまで、水槽に水を張らずに立ち上げる方法です。

水を張らないのでそりゃ浮いてきませんよね。笑

しかも水を張らないので光の減衰もなく、直接水草に光を当てることができます。
水がないのでコケの心配もありません。

結構新しい立ち上げ方法ですが、最近徐々に知られるようになりました。

ミスト式で立ち上げる方法
  1. ちぎったキューバパールグラスを軽く植える。
    注水量によっては植えたい位置に置くだけでも大丈夫。
  2. 湿度を上げるために霧吹きで全体を湿らせる。
  3. 水槽をサランラップで密閉します。
  4. 定期的に霧吹きをする。

低床の凹んでいるところに少し水たまりができるくらいかな?
水槽壁面に常時水滴が付くくらいがベストです。

水が少なかったり密閉できていないと、水草がカピカピに乾くので注意してください。

新鮮な水をあげえるために、定期的に霧吹きをする必要がありますが、何度も植え直す手間を考えると圧倒的にメリットの方が多いです。

ただ…。立ち上げ中は魚がいれられないのがネックですね。
どんな魚を入れようか?楽しみに待ちましょう!

うまく育たない原因

キレイに植えられても、綺麗に育たなかったら元も子もありません!
上手く育たずに枯れてしまう主な原因をまとめました。

ここで紹介するのはほんの一部。
原因が複合的に起きていることもあるぞ。

水質は大丈夫?

キューバパールグラスを含めパールグラス系は、他の水草よりも高めの硬度が必要です。

絶対にそうである必要はないですが、弱酸性〜中性のpHと高い硬度が必要です。

他の水草はソイルを使うだけで、水草に合った水質が作れますが、キューバパールグラスの場合、ソイルを使うことで逆に硬度を下げてしまいます。

もしソイルを使う場合、フィルターの中に石やサンゴ砂などを入れて硬度を上げるようにしましょう。

さらに地域にもよりますが、日本の水道水は軟水が多いです。
なにも考えずに水道水で水換えをすると、上手く育たないんです。

もしまだ硬度を測ったことがない方は、一度検査してみては?

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こんな方は特に硬度を測るべき!
  • ソイルを使用している方
  • 石組み「でない」レイアウトの方
  • 何も考えずに水道水で水替えをしている方

光量が問題?

キューバパールグラスは、前景草で高い光量を要求します。
光は水などで大きく減衰してしまい、水槽の底付近では元の光の50%も届いていないのです。

キューバパールグラスを育てるなら、高額ですが高光量のライトが必要です。

すでに光量が強いライトを使っているのにうまく育たないよ!って方は、交換球の劣化が原因の可能性もあります。

蛍光灯の場合、交換球の劣化などで光量が大きく下がるので、早めに交換しないと「今までは綺麗に育ってたのに最近成長速度が遅くなった」「最近水草が立ち上がってきた」等の問題が起きることがあります。

人間の目って、慣れてきちゃうんですよね。
私も交換して初めて光が弱くなっていることに気付きます。

「点かなくなったら交換」というよりは「購入してから◯ヶ月経ったから交換」というように、経過した日数で買い替えを決めた方が良いです。

肥料不足かも?

キューバパールグラスは肥料食いでも知られています。
多量の肥料を要求するのにソイルが使いにくいことから、肥料不足になりやすい水草なんです。

しかし、肥料は奥がとても深くて、様々な原因が相互に作用しあっていて何が不足しているのか見つけるのがとっても難しいです。

例えば「葉の白化現象・萎縮が見られるからカリウム不足だ」と判断してカリウムを添加したが改善が見られず、より症状が悪化てしまった。

というケースでは、実はカリウム不足による症状ではなくて、カリウムを過剰に添加したせいだったんです。
カリウムの過剰添加は、カルシウムやマグネシウムの吸収を阻害します。
その証拠に以前よりも症状が悪化していますね。

ちなみに、これ私の実体験です。笑

肥料不足が原因の場合、どの栄養素が不足しているのか特定するのは難しいです。
間違った栄養素の添加をしてしまって、逆に過多になってしまうことがよくあるので注意ですね。

肥料不足になりやすい水草ですが、慣れるまでは肥料の添加は慎重に行うべきです。
しっかり水槽の状態を見極めてから、少しづつ添加するようにしましょう。

まとめ

キューバパールグラスの植え方から育たない原因について紹介しましたが、実はほとんどのケースが「硬度が足りない」又は「光量が足りない」のが原因です。

硬度については、日本の水道水が軟水であるためにどうしても下がってしまいます。
水換えのタイミング等で定期的に硬度を測るようにしましょう。

キューバパールグラスは育てるのが難しいと思われがちですが、硬度に注意して環境さえ整えていれば急に溶けたり枯れる事はありません。
実はそこまで神経質になる必要はないんですよ!





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