水草を入れる前にトリートメントをする必要性とやり方

スネール 知識

熱帯魚を入れたら水草も入れたくなりますよね。

ですが、水草を入れたことがきっかけで水槽が大変なことになる、なんてことも稀に起きます。

私自身、トリートメントを軽視していた部分もあり、何もせずに即水槽に入れてました。

それがきっかけで、リセットすることになるなんて・・。

皆さんもこうなる前に、しっかり事前に知識を付け、トリートメントの重要性を知りましょう!

水草を入れる前にしっかりトリートメントを!

ショップで購入したばかりの水草には、たくさんのいきものが付着しています。

その中には「消化バクテリア」など良い働きをするものもいますが、中には「スネール」という水槽に入れたら最後・・気づいたら大量のスネールを飼っていたなんてことが起きます。

そこで特に侵入して欲しくないいきもの2種類を紹介します。

トリートメントを行わないと侵入してくるいきもの

 

スネールの卵

アクアリウム界のゴキブリです。
唯一の違いは動きが遅い事ですね。笑

卵を持ち込まないことが第一ですが、万が一水槽内で発見したら指やピンセットなどで潰しましょう。

熱帯魚の餌になります。

特にアベニーパファーなどのフグは、甲殻類が大好物なので、好んで食べてくれます。

 

スネールとは、小さい貝「サカマキガイ」「モノアラガイ」の総称です。

最初は小さい貝で可愛らしいと感じますが、日に日に数が増えて気づいたときはもう手遅れになってしまうことがあるので注意しましょう。

貝なので、コケを食べる・水質浄化というメリットはありますが、繁殖力がとても強く、一度持ち込むと非常に厄介です。

見た目的な問題もそうですが、水草の食害・アルカリ性に傾ける・硬度を上げる問題があります。

大きさも小さく数匹なら特に問題ないのですが、大量発生すると上記の問題が起きます。

ちなみに、このような問題が顕著にみられるのは、弱酸性に保たれた水槽です。

酸性は、貝殻を溶かす働きがあり、こういった問題がおきます。

ちなみに弱酸性の水が貝殻を溶かす理由

原理としては、炭酸カルシウムが酸性の液体と化学反応を起こし、溶解させます。

ここでは、例として「炭酸カルシウム」「水酸化ナトリウム水溶液」を例に見てみましょう。化学式:CaCO3(炭酸カルシウム)+2NaOH(水酸化ナトリウム)→Ca(OH)2 + Na2CO3

水槽内では、上記反応に加えて、このような反応(電離)も起こります。

Ca(OH)2Ca2(+) + 2OH-

Na2CO3→2Na+ + CO3(2-)

そして炭酸塩硬度(炭酸水素イオン(HCO3-)に結びつくカルシウムイオン(Ca2+)とマグネシウムイオン(Mg2+)の総量)が低いと酸性に傾き、高いとアルカリに傾けます。

このことから、水質を弱アルカリ性に傾け、硬度を上昇させてしまいます。

ちなみに、貝殻が溶けると、貝は死んでしまいます。

つまり、ソイルを使った水槽は貝殻を溶かすため、スネール対策になると言えるでしょう。

プラナリア

こちらも水槽に持ち込むと非常に厄介で、驚異的な生命力と繁殖力を持っています。

見た目が気持ち悪い・稚エビ、稚魚が捕食される等の問題があります。
エビ水槽を作りたい方や熱帯魚を繁殖させたい方にとっては非常に厄介ないきものです。

こちらも発見次第ピンセット等で潰すようにしましょう。

本格的にエビの繁殖がしたい方は、水槽に持ち込まなせないためにも、薬品を使うことをお勧めします。

後で紹介する「水草その前に」というトリートメント商品でもプラナリアを防ぐことはできますが、水草を長時間薬品につけておかなければいけないため、水草へのダメージが大きいです。

薬品に強いアヌビアスナナ等の水草は「水草その前に」でも問題は無いですが、薬品に弱い水草は、枯れてしまうことがあるのでプラナリア対策として「プラナリアZERO」をおすすめします。

プラナリアZERO
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その他

その他数多くの微生物が付着していますが、だいたいは熱帯魚の餌(プランクトン)になるので問題は起きません。

逆に、上記2種類以外の小さな微生物が大量に発生していたら、水質が悪化している証拠なので、メンテナンス頻度・方法を考え直す必要があります。

トリートメントの方法

具体的なトリートメントの方法を紹介します。

  1. 水草を水道水で軽く濯ぐ
    バケツに水道水を張って、水草を軽く濯いでください。
    こうすることで、枯れ葉や付着物・スネールを取り除くことが出来ます。
    注意点として余り力を入れないように、やさしく濯いでください。
    また、このときにコケが付着している葉や枯れ葉を除去しまいましょう。
  2. バケツの水を新しく張り直し、1週間ほど水草をつけて置く
    1週間水草を水につけておくことで、スネールの卵が孵化して、除去しやすくなります。
    それ以外にも、水草についている農薬類を取り除く目的もあります。
  3. スネールを除去する
    ここが最も大変な作業です。

    1.の作業にプラスしてスネールを1匹づつピンセットや指などで潰します。
  4. 完全に除去できたら、水草を植えていきましょう。

もっと手軽にトリートメントしたいなら「水草その前に」を使おう

水草のトリートメントは、上記のようにとても手間と時間がかかります。

しかも、仮に上記の方法でトリートメントをしても、100%完全に排除できない場合もあります。

そこで、スネール類の侵入を防ぐ商品との併用をおすすめします。

おすすめは「水草その前に」という商品です。

この商品は、水草に付着しているスネールの卵や残留農薬などの侵入を未然に防ぐことを目的に作られた商品です。

使用方法

「水草その前に」の使い方はこんな感じです。

  1. バケツに2リットルの水を張る
  2. 「水草その前に」を1袋分入れる
  3. よくかきまぜる
    「水草その前に」は白い粉状なので、しっかりかき混ぜて水に溶かしましょう。
  4. 10分程漬けておく
    10分以上漬けておくと、水草が枯れてしまうことがあるので注意してください。
  5. 10分後、水草を取り出して水道水でしっかり濯ぐ
    濯がずに水槽に入れると、水質を変化させてしまうことがあるので注意してください

通常のトリートメントと併用するならば「水草を水道水で軽く濯ぐ」「1週間の漬け置き」の部分と入れ替える感じでしょうか。

使用上の注意点

少なからず水草や生体にダメージがある点には注意してください。

「水草その前に」は水質を強アルカリ性に傾けさせ、農薬やスネールの卵等の付着物を除去する商品です。

つまり、弱酸性で保たれた水槽にいる「pHの変化に敏感なエビ類」にとっては、少なからずダメージになります。

特に水質の変化に敏感なレッドビーシュリンプや稚魚・稚エビにとっては、大きな負担になる場合があります。

また、目に見える生体だけでなく、バクテリアに対しても影響を及ぼすことがあるので使用後はしっかり薬品を洗い流してから水草を入れましょう。

メリット

  • スネールの卵等付着物が除去できる
  • 農薬の除去ができる
  • 10分程度で手軽にトリートメントが可能

デメリット

  • 水質の変化に敏感なエビ類にとっては負担になる
  • あまり強くない水草の場合枯れてしまうことがある
  • 絶対に除去できるわけではない

注意点に気をつければ、トリートメントの商品としてはとても優秀で、価格自体も非常に安いので水草のお供として使用してみてはいかがでしょうか。

水草その前に
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「水草その前に」の代用に最適な商品はコレ!

「水草その前に」は、安くて使い勝手が良い水草トリートメント商品ですが、近くに売っていないこともありますよね。

手軽に手に入る別のアイテムで代用できるなら、嬉しいですよね。

そこで、水草のトリートメントに最適な「水草その前に」の代用品について考えてみます!

炭酸水でスネールやプラナリアを撃退できる

貝殻(炭酸カルシウム)は、酸性の水に入れるとシュワシュワと溶けてしまいますよね。

この化学反応を利用して、水草その前にの代用品として利用できます。

炭酸水はスーパーにもコンビニにも売っていますし、価格も安いので手軽に利用できるのが嬉しいですね。

ただ、水草用に作られたものではありませんから、ちょっと不安かも‥?高価な水草には使わないほうが良いです笑。

あと、やっぱり効果が弱いですね。人間が飲むモノですから、強炭酸と言えど効果は低め

貝殻を溶かすというより、二酸化炭素でスネールを窒息させる効果のほうが大きいみたいですね。

ちなみに、農薬を中和する効果も期待できますよ。

ポイント
  • 貝殻を溶かす程効果は強くない
  • スネールやプラナリアを窒息させる効果がメイン

消石灰は「水草その前に」の主成分なので第要否として有効だけど・・・

水草その前にの主成分でもある「消石灰」は、まさに水草その前にの代用品として使えます。同じ成分なので、効果も同等の力を発揮してくれます。

でも、どれくらいの量を入れれば良いのかいちいち計らないといけないのが面倒ですね。

あと、目に入ると失明するくらい危険な代物です。取り扱いに慣れている方なら良いですが、慣れていない方にはおすすめしません。

国が頻繁に注意喚起するくらい事故が起きているので要注意ですよ!

ポイント
  • 水草その前にと同じ成分なので、代用品として有効
  • 危険なモノなので、取り扱いに要注意

安全性・効果を考えると重曹が代用品としてオススメかも

重曹も水質を酸性に傾ける効果があります。スーパーの手作りお菓子コーナーにもおいてありますし、炭酸水よりも価格が安いです。

口に入っても安全なので、消石灰より危険性が低いのも特徴。

最近では掃除のお供として一時期話題になりましたよね。家に常備している方も多いのでは?

重曹は、農薬の除去とスネール・プラナリアを窒息させる効果が期待できます。

安全性と効果を考えると、「水草その前に」の代用品は重曹がおすすめです!

水草のトリートメントにも使えて、掃除にも使える。
しかも、料理にも使えるなんて、一家に一袋はほしいアイテムだな!

最後に・・・

骨を折るようなことを言ってしまいますが、水草を水槽に入れる前にやっておきたい作業でではありますが、正直時間も掛かりますし、非常に手間です。

農薬に関しては、確実に除去したほうが良いですが、スネールは防ぎようがないです。

なので農薬の心配がなければ、コケ・枯れ葉の除去・眼に見えるスネール等の除去くらいで、水槽にいれてしまっても問題ないかと思います。
(責任は負えませんが。)

そもそも、スネールは貝の仲間なので、弱酸性の水は余り好みません。コケ(それも柔らかいもの)や枯れ葉などのスネールの餌がなければ大量繁殖はしません。

つまり、メンテナンスがされている水槽では、スネールの大量繁殖はほとんど起きないですよ。





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