キューバパールグラスは名前の通りキューバに自生している水草です。
別種のパールグラスも中央アメリカに自生しているので、パールグラスが変異したってことでしょうか・・?詳しくはわかりません!!
べっとり底床一面を覆った水景がとっても美しいですよね!
それでは、キューバパールグラスの育て方についてチェックしてみましょう!
キューバパールグラスの難易度
キューバパールグラスは、水質や硬度といった水槽の環境作りに気をつけないところを持っています。
そのため、育てるのが難しく感じる部分もあります。
難易度が高い水草(リスノシッポ等)と比較すると、育てやすい分類の水草ですが、よく初心者にオススメされているハイグロフィラ・ポリスペルマ、アヌビアス・ナナといった水草に比べると難易度は高くなります。
特に注意しないといけないのが、硬度が低くいと上手く育てられないことがある点です。
対策として、硬度を上昇させる石やサンゴ砂を使うと良いでしょう。
石・サンゴ砂を水槽内に入れたくない場合は、フィルターに少量入れる方法をとると見た目を変えることなく硬度を上げることができます。
注意点として、一気にたくさんのサンゴ砂を入れるのではなく、少しづつ入れるようにしてください。
一気に入れると、急激に水質が変化して、生体に影響を及ぼすことがあります(pHショック)。
水質は硬度をあげようとすると、アルカリ方向に傾いてしまう性質があります。
また、キューバパールグラスは「弱酸性」の高硬度が必要なので、アルカリ方向に傾くほどサンゴ砂は入れないようにしてください。
難しい面ばかり書いていますが、キューバパールグラスは調子が良いとトリミングが大変になるほど簡単に増やすことができます。
キューバパールグラスの特徴
キューバパールグラスは、葉がとても小さく、草丈が1~2cmで葉の大きさは3mmくらいしかない小さな葉が最大の特徴です。
また、名前が似ている同じ仲間のパールグラスよりも節間が短く、葉も一回りくらい小さい可愛らしい草体をしています
このように、キューバパールグラスはとても小さい水草ですが、グリーンロタラなどの後景草と同じように、ちゃんとした有茎草になります。
その小さい草体から小型水槽の前景によく利用されたり、かわいらしい水槽を作りたいときにも使われる水草です。
小さな葉から、キューバパールグラスは水槽に繊細なイメージを与えてくれます。
特に、キューバパールグラスの絨毯は、小さい草体でありながら水槽全体に迫力を感じさせるほど美しい水景です。
草姿全体が薄緑色で統一されているので、レイアウト全体に一体感をもたせてくれます。
特に、キューバパールグラスの絨毯を泳ぐ熱帯魚の群れは壮観です。
ですが、低床を埋め尽くすほどの絨毯を作るのは容易ではありません。
強い光量と多量のCO2、そしてもっとも重要なのが肥料です。
水槽立ち上げ時は、ソイルから栄養を供給(ソイルを使う場合は水質に注意)できますが、時間が経つにつれて効力が弱くなっていきます。
さらに、もともと肥料食いとしても有名である水草のため、絨毯に近づけば近づくほど大量の肥料を要求します。
これは、グロッソスティグマを含む絨毯化できる水草全てに言えます。
以前はライトグリーンで細かい葉を持ち、気泡をたくさん付ける水草として人気がありましたが、現在は、レイアウトの思考の変化や、新しい水草の登場によって人気が下火傾向にあるようです。
ただ、以前よりは人気が下がったとはいえ、キューバパールグラスの魅力が無くなったというわけではありません。
今でも光合成を活発に行なって、気泡がひっきりなしに湧き上がる素晴らしい光景は、観る者の目を奪う美しさがあります。
現在でも水草水槽コンテストの作品にはキューバパールグラスが使われたりとアクアリウム上級者にも非常に人気がある水草です。
高硬度を必要とする水草であることから、硬度を上げてしまう石組み水槽で利用されていることも多いです。
キューバパールグラスの成長は速い方ではありませんが、強い光量とco2添加を行なうと、底床面を這うようにどんどん増殖していきます。
また、環境が合った水槽では、その気泡の量からも生長スピードの速さを知ることができます。
水草が気泡を付ける原理については、こちらの記事を見てください。
光合成をそれだけ活発に行うということは、それだけ肥料要求量も多いということなので、肥料不足には注意しましょう。
肥料が不足すると頂点が白化することがあり、そのような現象が確認できたら、追肥してあげるようにしましょう。
特に、高硬度を要求するキューバパールグラスは、水質を弱酸性に傾けてしまうソイルは使いにくいため、他の水草と比較して栄養不足が起きやすい傾向があります。
育成データ
名称 | キューバパールグラス |
---|---|
学名 | Hemianthus callitrichoides |
難易度 | ★★★☆☆ |
カテゴリ | 前景草 |
水質 | 弱酸性〜中性 |
硬度 | 6〜7 |
光量 | 4灯以上 |
CO2添加 | 2滴/ 1秒 |
価格 | 1カップ¥860〜¥1100 |
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キューバパールグラスの植え方
キューバパールグラの植え方は5株くらいずつまとめて植えます。
植える際は、上の葉が少し顔を出すくらい埋め込みます。
コツとしては、根が張るまでは浮いてきてしまうことがあるので、下の葉を底砂の中に植えこみストッパーのようにします。
植えるというよりは、埋める感じが近いです。
ちなみに、キューバパールグラス含め、パールグラス系は仮根を持たないので、活着しません。
どうしても浮いてきてしまう方が多いようなので、上手に植える方法をまとめました。
キューバパールグラスのトリミング
全体的にザクザクとトリミングします。
特にボリュームがあるところを重点的にトリミングしましょう。
前景草全般に言えることですが、成長していくと相当な厚みになり、下葉に光が届かなくなり枯れてしまうことがあるので、トリミングはしっかり行いましょう。
もしトリミングせず放置すると、枯れてしまうだけでなく通水性が悪化してコケ・病気が発生することがあります。
キューバパールグラスの販売情報
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