草体がグリーンロタラに似ている「ロタラ・インディカ」。
自然界では、湿地帯に生えており、水上化している事が多いです。
「レイアウトに赤系がほしい」なんて場合、真っ先に思い浮かぶ水草の一つですね。
それくらいアクアリウムではおなじみの水草なんですよ。
ちなみに、ロタラの和名は、キカシグサと言います。
日本に自生しているのは「ミズキカシグサ」と言って、絶滅危惧種に指定されています。
勝手に採取しないように注意してくださいね。
育成データには「Rotala rotundifolia var.」と書いたが、これも正しくない可能性があるぞ。
難易度
初心者でも簡単に育てる事ができます。
難易度は低い方です。
ただし、葉を真っ赤に染めるとなると、話は別。
草体を真っ赤に染めるとなると、一気に難易度が上がります。
赤く育てるポイントは、「光量」「CO2」「鉄分」が鍵。
その中で最も重要なのが、光量。
光量が強ければ強いほど赤くなります。
栄養不足になると、少ない栄養を新しい葉(新芽)に集中させようとするため、下葉はどんどん弱っていきます。
ある程度は仕方ないですが、あまりにもひどいと、みすぼらしい草体に・・。
足りない養分を見極めて、状況に応じて適切な肥料を与えましょう。
また、稀に倒れるように伸びる個体もあり、レイアウトとして不自然になってしまう場合があります。
ほとんどは、上に伸びようとするので、問題ないかと思います。
特徴
ロタラ・インディカは、なんといっても草体が赤く色付くのが最大の特徴。
葉を上に立てた真っ赤なロタラインディカとライトグリーンの葉を持つグリーンロタラとの組み合わせは非常に美しいです。
レイアウトの王道ですね!
成長速度もそれなりに早いのも特徴の1つ。
最初は少量でも再植栽を繰り返すと、あっという間に水槽全体を覆うほどの量になります。
密に生えているロタラ・インディカは、本当に美しいですよ。
レイアウトでは、後景の「ワンポイント」として使われることが多いです。
記事冒頭の動画みたいな感じですね。
また、成長速度が早いことから、比較的すぐに栄養不足になってしまいます。
ソイルを使った方が、逞しく、綺麗に育てることができますよ。
ただし、草体を赤く染めるのに一番重要なのは光量。
ソイルを使わなくても、定期的に肥料を与えれば、立派に育てることは可能です。
メインで使うよりもワンポイントとして使うのがコツだぞ。
育成データ
名称 | ロタラ・インディカ |
---|---|
学名 | Rotala rotundifolia var. |
難易度 | ★★☆☆☆ |
カテゴリ | 後景草 |
水質 | 弱酸性〜弱アルカリ性 |
硬度 | 0〜6 |
光量 | 2灯以上できれば4灯以上 |
CO2添加 | 1滴/ 2秒 |
価格 | 10本で¥600〜¥700 |
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植え方
1本づつではなく、数本まとめて植えるとGOOD!
完成した時に隙間なく生い茂ったロタラ・インディカの群生を作ることができます。
また、後ろの葉を高く植え、前面に近づくにつれて低くしていくと、立体感のあるレイアウトができます。
これは後景草ほとんどに使える技なので、覚えておくと、後々役に立つかもしれません。
トリミングの仕方
ロタラ・インディカの茎を適度な長さにカット。
ピンチカットと言います。
トリミングする際も一番手前を低く一番奥を高くカットすると、立体感のあるレイアウトができます。
また、光が強く当たる箇所は成長が早く、逆に当たらない箇所は成長が遅くなります。
これでは、でこぼこしたレイアウトになってしまうので、深くカットしたり、浅くカットしたり工夫しましょう。
より一層美しいレイアウトが作れますよ!
再植栽を繰り返すと、どんどん量が増えて、より完成されたレイアウトになります。
また、いくら状態が良くても、少しずつ下葉は古くなっていきます。
葉が溶けて、みすぼらしくなるだけでなく、コケの原因にもなります。
古すぎる下葉は、捨ててしまいましょう。
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