ネオンテトラは、体長4cmにも満たない小さな熱帯魚。
小さいけど、ネオン色に輝くから、存在感は十分!
体色がすごく美しい魚ですよ。
自然界では、ミジンコや稚エビなどを食べて生活しています。
それくらい有名な魚だよな。
飼育難易度
定期的に水換えさえしていれば、簡単に飼えます。
なので、「アクアリウムを始めようとしている方」「丈夫な熱帯魚が良い方」にオススメ。
小さいのに丈夫なことから、パイロットフィッシュとして導入されることも多いです。
ただし、ネオン病というテトラ系の熱帯魚特有の病気になりやすい面が面があります。
ネオン病に一度かかると治療するのが非常に難しく、助かる見込みはほぼゼロ。
ネオン病の症状として、ネオンテトラ特有の青い体色や赤い線が途中で消えて白っぽくなります。
感染力が非常に強い病気なので、信頼できるショップで購入するようにしましょう。
絶対に病原菌を持ち込まないように!!
また、野生化では、食物連鎖の下層に位置する魚なので、なかなか前に出てきてくれないことがあります。
- 水槽全体を優雅に泳ぐ姿が見たかった
- ずっと隠れてるなんて聞いてない!
なんてことがないように、安心できる環境を作ってあげましょう。
10匹以上入れてあげると安心して前に出てきてくれるようになりますよ!
あと、個人的にパイロットフィッシュというのは好かんな・・。
導入直後は餌に気づかないことがある
最初は餌を入れても全然気づかないことがあります。
というのも自然環境下ではもともと中層付近に住んでいるので、プカプカ浮いてる餌は食べないんですよね。
最初のうちは餌を突いて沈ませると良いですよ。
環境に慣れてくると積極的に食べに来るようになります。
逆に「ちゃんと食べてくれたかな?」「餌に気づいたかな?」と何度も水槽を見に行くのはやめましょう!
びっくりして気づいても食べてくれません。
あとは、沈下性の餌に変えるとよいかも。
ヒラヒラと落ちるフレークタイプの餌がおすすめです。
私も浮上性の餌を使っていましたが、最初は餌に気づかないのか?気づいてても無視しているのか?食べてくれませんでした。
なのでヒラヒラとゆっくり落ちるフレークタイプにしてみたんです。
そしたら、目の前に落ちる餌から少しづつ食べてくれるようになりました。
特徴
青色に輝くラインと赤色の尾鰭が特徴的な熱帯魚。
調子が良いと、より美しく発色してくれます。
近縁種のカージナルテトラよりも少し小ぶりで地味ですが、光が当たるとキラキラと美しく発光します。
小さな熱帯魚だけど水草の美しさをより引き立ててくれますよ!
ネオンテトラは水草水槽にオススメの熱帯魚です。
また、群れる性質もあります。
数十匹のネオンテトラが群れる姿は、個体の小ささを感じさせない迫力があります。
特に、数百匹で群れを成すネオンテトラの群泳は圧巻。
ただし、環境に慣れてくると、天敵がいない事がバレるのか、群れなくなります。
どうしても群れさせたい場合、ネオンテトラよりも大きい魚と混泳させると再び群れで泳いでくれます。
ただし、ネオンテトラにとって相当のストレスになるので、あまりおすすめしません。
ネオンテトラには、ワイルド個体と、ブリード個体があります。
- ワイルド個体は、現地から採取された種類のこと。
- ブリード個体は、繁殖させた個体のこと。
ワイルド個体は、自然界という厳しい環境で育ったので、発色が美しいです。
筋肉・体格などもブリード個体よりもがっしりしており、大きく成長します。
ただし、ブリード個体よりも餌付けが難しく、臆病でなかなか前面に出てきてくれません。
価格もブリード個体よりも高いなどデメリットもあります。
ブリード個体は、その逆で餌付けが楽。
前面にもすぐでてきてくれます。
価格もワイルド個体よりも安く、丈夫で寿命が長いというメリットもあります。
詳細
名称 | ネオンテトラ |
---|---|
学名 | Paracheirodon innesi |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
カテゴリ | カラシン |
大きさ | 約4cm |
水質 | 弱酸性〜中性 |
水温 | 20℃〜28℃ ※推奨温度は25℃くらい |
寿命 | 約2~3年 |
価格 | 10匹で¥500〜¥800 |
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繁殖
繁殖された個体は「ブリード個体」として出回っていますが、個人で繁殖するのは、まずムリです!
そもそもオスメスの判断が難しいんですよね。
オスは、上から見るとシュッとしていて、メスはふっくらしています。
ただ、何年も飼ってると、なんとなくわかるようになるんだよな・・・。
産卵まで
産卵のコツは、ブラックウォーターを作ってあげること。
現地のアマゾン川と似た状態を作るのがポイント。
ブラックウォーターは、流木をたくさん入れれば作れます。
最近では、「ブラックウォーターの元」が購入できます。
ブラックウォーターには、水質を弱酸性に傾けたり、「水槽内を暗くする」効果があります。
暗いほうがネオンテトラも落ち着くんですね!
また、光を遮るために、水槽を何かで覆ってしまっても良いと思います。
ネオンテトラは、卵をばらまくように産卵するので、産卵床としてウィローモスを下に敷くようにしましょう。
- ブラックウォーターを作る
- 水槽を暗くする
- 産卵床として、ウィローモスを敷く
産卵用水槽ができたら、オスとメスのペアを入れてあとは待つだけ。
上手く産卵してくれるかは、どれだけ「アマゾン川と似たような環境が作れるか」が鍵。
また、なかなか繁殖しない場合は「水換えの量を多くする」「水質を大きく変化させる」等の方法があります。
危険を感じて繁殖行動させるわけですね。ちょっとかわいそう・・。
その際は、pHショックに注意してください。
産卵後
上手く産卵に成功したら、親が卵を食べてしまうので、元の水槽に帰ってもらいます。
卵が入った水槽の水換えは、
- 10分の1程度に抑える
- 水換えの頻度を上げる
がポイント。
常に新しい水を供給できて、急激な水質の変化も防ぐことができます。
孵化したら、最初はヨーサックがあるので、すぐに餌を与えなくても大丈夫です。
お腹のあたりがオレンジ色の塊がヨーサックです。
ヨーサックがなくなったら、稚魚の餌として、インフゾリアを与えます。
さらに大きくなって、ブラインシュリンプがたべれるようになったら、栄養価の高いブラインシュリンプを与えましょう。
親と同じ餌が食べれるようになり、2〜3センチ程度になったら親と一緒の水槽に戻しても大丈夫です。
性格
ネオンテトラは、とても温和で臆病なため、どんな種とでも混泳可能です。
でも、エビを繁殖させたいという場合は要注意。
稚エビが捕食される可能性があるため、工夫が必要です。
- 水槽を大きくする
- 水草を多く入れる
ただし、ビーシュリンプはやめたほうがいいかも?
元から小さいので、稚エビじゃなくても危険。
また、ネオンテトラはとっても臆病。
投入直後は水草の後ろに隠れてしまいます。
環境に慣れてくると前面に出てくるので、慣れるまでは気長に待ちましょう。
ネオンテトラの販売情報
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