お魚とのコミュニケーションの1つである餌やり。
熱帯魚飼育の醍醐味といっても過言では有りません!
信頼関係ができてくると、向こうから近づいてきてくれることだってあります。
お魚とのコミュニケーションだけではなく、体の発色を決めるのも餌。
高級な餌だと、本当に綺麗に発色してくれます。
だけど、水質に大きく関わるのも餌。
餌の種類や選び方次第では、水槽を崩壊させてしまうことだってあるんです。
そこで今回は、餌の量や頻度など餌やりの基本から種類や選び方について解説します!
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・・・なにをしている?今すぐアクアショップに行くのだ!!
餌の量
1分以内に食べ終わる量と言われています。
・・・と言われてもいまいちピンときませんね。
目安としては耳かき一杯くらい。
もちろん、生体数や魚の種類などでも変わってきます。
なので、少なめから初めて、徐調整しましょう。
餌が食べられなくても、すぐには餓死しないので初心者の方は時間をかけて調整してくださいね。
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・・・というか、水槽内の微生物とかコケを食ってるぞ。
多すぎる餌は絶対禁止!!
というのも、熱帯魚には胃がありません。
なので、満腹になることがないんです。(満腹中枢がない)
餌があればあるほど食べてしまいます。
でも、一度に大量の餌を食べてしまうと、消化不良を引き起こしてしまいます。
しかも、大量の糞や食べられなかった餌が底砂に蓄積すると、水質が悪化します。
水質悪化の原因は、餌やりだったなんて場合も多いんですよ。
水質悪化は、低床を生活圏とするエビやコリドラスから影響が出始めます。
そのまま放っておくと、コケも生え始め、水草の光合成を邪魔してしまいます。
- 底に餌が溜まっている
- フィルターに餌が詰まっている
- コケが大量に生え始めた
なんて方は要注意!
また、水変え直後は水質が大きく変化します。
水換え直後は、お魚の体調も悪くなりがちです。
消化不良の原因に繋がるので、水換えの日は餌やりを中止しましょう。
同様の理由で、購入直後も餌やりは控えましょう。
1日に与える餌やりの回数
1〜2回程度
自分の場合、1日1回だけです。
これで餓死したことは1度もありません。
何度も言いますが、多すぎる餌は絶対にダメ。
魚にも水質にも影響を与えます。
餌やりの時間
ネオンテトラやカージナルテトラなど日中活動するタイプの熱帯魚は、消灯の2時間以上前にしましょう。
餌を消化する前に消灯してしまうと、消化不良を起こすことがあります。
エビやオトシンのような夜行性の魚は、消灯後に餌を与えるようにしましょう。
といっても、コケ取り用に入れている場合、餌を与えないように!
餌の美味しさに目覚めると、コケを食べなくなります!
また、餌を取るのが苦手な熱帯魚がいる場合、他の魚に取られて、食べられない事がよくあります。
そのままにしておくと、最悪餓死してしまうことも・・。
なので、複数の場所から餌を入れたり、餌を取るのが苦手な魚の前に餌を落とすなど、工夫が必要です。
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まあ、慣れてくるとがっつくようになるから、あまり心配しなくても良いかも。
「お前そんな性格だっけ」ってなるはず。
消費期限について
乾燥した餌の場合、半年程度といわれています。
ただし、消費期限が記載されている場合はそれに準拠してください。
また、湿度が高い場合や温度が高いなど保管環境が悪いと、消費期限が縮まります。
自分の場合ですが、乾燥剤を入れています。
中には、冷蔵庫に保管する方もいますね。
古い餌やしけてる餌をあげると、消化不良を起こすことがあるので注意!
生き餌の場合、基本的に冷凍保存なので、乾燥させた餌よりも長持ちします。
ただし、見た感じ餌の状態が悪そうなら捨てたほうが良いかも?
餌を食べないケース
- 環境に慣れてないなど、警戒して餌を食べない
- 体調が悪くて餌を食べない
- 餌の種類が合わない(大きすぎる等)
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ちなみに俺はアカムシしか食わないからな!!
餌を食べれないケース
- 餌が全体に行きわたらない
- 餌に気づかない
ゴールデンハニードワーフグラミーなど餌をとるのが苦手な魚や、オトシンやコリドラスなど底に住む魚は、動きが早い熱帯魚に取られてしまいます。
フレークタイプの餌は、細かく砕けるので、全体に行き渡りやすく、気づきやすいのでオススメ。
餌のタイプ
餌と一口に言っても色んなタイプが存在します。
魚によっては形状的に食べられないタイプもあります。
形状だけでなく、水質を汚しにくいタイプや逆に汚しやすいタイプなども。
「安いしなんか良さそうだから」なんて、理由で選ぶと後々後悔してしまいますよ!
餌を食べてくれなかった・・。
なんてことにならないように、飼っている魚にあった餌を選びましょう。
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お前んちの魚に合ったタイプを見つけてくれ。
顆粒タイプ
- 水を汚しにくい
- 消化に悪い
- 浮く餌とゆっくり沈むタイプがある
- 価格が安い
よく見る一般的な餌で、水面に浮くタイプとすぐに沈むタイプがあります。
水面に浮くタイプでも時間経過で徐々に水を吸収し、ゆっくりと沈んでいきます。
水に浮くタイプは、上層付近~中層が生活圏の熱帯魚におすすめ。
水に沈むタイプは、中層~底層が生活圏の熱帯魚におすすめ。
また、浮くタイプは、空気まで飲み込んでしまう場合があります。
空気まで飲み込む癖が付くと、転覆病になることも。
水中に沈めなくなる病気。
悪化すると、上下逆さまにひっくり返ってしまう。
水面でパクパクと空気まで飲み込む癖が原因で起きる。
それ以外にも、浮袋の異常が原因であることも。
なぜ転覆症になるのか、詳しい理由は未だわかっていない。
また、他の餌よりも水に溶けにくく、汚しにくい特徴があります。
デメリットは、餌が硬いため、消化に悪いこと。
ちなみにこのテトラプランクトンは、熱帯魚の美しい体色を良くするために、必要な栄養分をバランスよく配合しています。
価格が安いのもポイントです。
自分が初めて熱帯魚を飼った時に、お世話になりました!
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フレーク
- 水を汚す
- 消化に良い
- ひらひらとゆっくり沈む
- 餌を取るのが苦手な魚にも行き届きやすい
指が透けるほどに薄く、平らな形をしています。
イメージはふりかけ?笑
指でつついたり、魚がつついたり、衝撃が加わると、ゆっくり沈んでいく特徴があります。
また、時間経過でも沈み始めます。
乾燥状態だと、固くてパリパリしていますが、水を含むと一瞬で柔らかくなります。
そのため、顆粒タイプよりも、食べやすく、消化にとっても良いです。
しかも、バラバラに細かく砕けやすいので、餌をとるのが苦手な魚にも餌を届けやすいです。
ただし、砕けやすいため、水に溶けやすい。
顆粒タイプに比べて水を汚しやすいデメリットがあります。
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ちなみに、この商品は色揚げ効果が期待できるらしいです。
熱帯魚の美しい発色をサポートしてくれるんですよ。
さらに、「水質悪化が早い」フレークタイプのデメリットを補う特徴があります。
①独自に開発した「ひかり菌」が熱帯魚の体内から生きたまま排泄されてフンを分解。
②食べ残しを「ガーベッジバスター菌」が分解。
その結果、水質の悪化を防いでくれます。
ちなみに、試しに買った事があったのですが、正直良くわかりませんでした。笑
水換え頻度はいつも通りでした。
ただ、「水が悪くなってる」なんて目に見えてわかるものでは無いので、見えないところで効果はあったんでしょうね。
知らないけど!
タブレット
- 水を非常に汚す
- すぐに沈下する
- 底物系の熱帯魚におすすめ
平べったい形で、かな~り硬いのが特徴。
今まで紹介したタイプよりも大きいので、すぐに沈みます。
平べったく、すぐに沈む特徴からコリドラス・プレコ・オトシンなど特殊な口をしたナマズ系の魚におすすめのタイプです。
通称コリタブと言われています。
また、他の餌よりも大きく、水を吸収してふやけると粉々に砕ける特徴があります。
量が多く、非常に水に溶け込みやすいため、フレークタイプよりも水を汚します。
水槽に入れると、水を吸って大きくなるので、かなり少なめでOK。
半分に割ったり小さくしてから与えましょう。
ちなみにオトシンは人工飼料の食いつきがとても悪いです。
最初は見向きもしないことがあるので、根気よく餌付けをする必要があります。
また、周りの熱帯魚やエビが寄ってきます。
横取りされるので、注意!
家でも使っていましたが、口にコリタブを咥えて泳ぐ姿は可愛いですよ。
試してみるのもありかも?笑
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赤虫
- 水を非常に汚す
- 異物が混入している場合がある
- 高カロリーで主食には向かない
- 消化に良い
- 嗜好性が非常に高い
ミミズを冷凍したものです。
乾燥したものや、ウネウネ生きてるタイプ(生き餌さ)があります。
他の餌よりも、食いつきが良いのが特徴。
人工飼料を食べてくれない場合や、おやつとしてあげるのが一般的。
本当に今までとは違う食いっぷりを見せてくれるので、面白いですよ。
また、高カロリーで嗜好性がとても高いです。
与えすぎると肥満になってしまうので主食で与えるのはやめたほうが良いかも。
おやつ感覚でたまに与えるのがベストです。
しかも、フレークタイプよりも水を汚しやいのも特徴。
水換えの頻度によってはコケが大量発生する可能性もあるので注意してください。
また、稀に病原菌が混入していることがあります。
殺菌処理がされている信頼できるメーカーで購入しましょう。
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ブラインシュリンプ
- 稚魚でも食べることができる
- 孵化が面倒
- 孵化しない場合がある
- 卵の殻が水質を悪くする
ミジンコのような小さな微生物です。
栄養満点で、稚魚でも食べることができます。
そのため、稚魚の餌として使われることが多いです。
アカムシと同様に嗜好性が高く栄養価が高いのが特徴。
ブラインシュリンプも食いつきが良いですよ。
また、卵から孵化させるタイプと、そのまま水槽に入れるだけで良い生き餌さタイプがあります。
生き餌タイプは、量が少なく高価ですが、孵化が必要ないため手軽に使用できます。
孵化させるタイプは、価格が安いですが、質が悪い卵だったり保存状態が悪い卵だと、孵化してくれないことがあります。
孵化率を上げるためにも質の良い卵の購入と、高温にならない場所に保管するようにしましょう。
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孵化の方法は、エアレーションした塩水につけて置くだけでOK。
専用の孵化器を使用すると、孵化率も上がり効率よく孵化させることが出来ます。
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おまけ:流木
- プレコのおやつ?
- 他の魚はもちろん食べない
プレコは、流木を食べる?かじる?性質があります。
あまり消化されないので、主食にはなりません。
プレコのストレス解消・隠れ家として入れておきましょう。
また、レイアウトとして流木を入れていると、いつの間にかなくなってしまうので、注意!
レイアウト用の流木って、結構お高いんですよね・・
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