カージナルテトラは、アマゾンのネグロ川という大きな川で暮らしています。
体長は5cmくらいで、とっても小さいのが特徴。
メリックブルーの体色と、頭から尾びれまで続く赤色の線が綺麗ですよね。
こんな目立つ姿で野生にいるなんて信じられ無いですよね。
なんでこんな色をしているのか全く検討もつきませんが、水の中だと保護色になるとか色んな説があるらしいですよ。
身近な熱帯魚なのに、深く考えてみると謎が多くて面白いですね!
前もよく見えないし、色はあまり重要ではないのかもしれないな。
知らんけど。
飼育難易度
飼育難易度はとっても低いです。
初心者でも飼いやすい熱帯魚ですよ。
自分も初めて飼った熱帯魚はカージナルテトラでした。
初心者だったこともあり、バクテリアとか特に気にしないで、水槽に水を張ってすぐに入れちゃいました。
でも、1匹も落ちずに元気でした。
それくらい丈夫な熱帯魚なんですよ。
でも1点だけ注意してほしいことがあります。
それは「ネオン病」です。
ネオンテトラやカージナルテトラを初めとしたパラケイロドン属と呼ばれる「テトラ系」のカラシンにのみ発症する病気です。
ネオン病に一度かかると治療するのが非常に難しく、助かる見込みはほぼゼロ。
さらに厄介なことに、感染力が非常に強いんです。
一度発症すると周りのテトラにもどんどん感染してしまいます。
最終的には水槽をリセットしないといけなくなるんです。
ネオン病の症状として、カージナルテトラ特有の青い体色や赤い線が途中で消えて白っぽくなっていきます。
ネオン病と思われる画像
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1436733789
ネオン病と思われる固体が現れたら即座に隔離して、出来れば水槽をリセットしてください。
水槽本体・温度計といった水槽内に入れる全ての器具を消毒してください。
それほど感染力が強く厄介な病気なので、最悪の事態が起きないように、よく水槽を観察しておくことが重要です。
また、ネオン病の大半は水槽内で発症するものではありません。
ショップで購入した魚による外部からの持込みです。
なので、熱帯魚を水槽内に入れる前に「0.5%」程度の塩浴を「1週間」程度行なうことで、ある程度は予防できます。
淡水なのに塩浴が良いなんて不思議だよな。
塩浴を行うことで、熱帯魚の免疫力が上がり、体表についた寄生虫等をやっつけることができます。
塩浴後、体表に特に変化がない・元気に泳いでいるのが確認出来たら、水槽にいれるようにしましょう。
ちなみに、自分はよくチャーム(Charm)という熱帯魚の専門店を利用しますが、病気の個体が混ざったことは一度もありませんでした。
今では、安全だとわかっているので、塩浴もしていません。
特徴
水草との相性も非常に良く、どんな水草でも映えます。
アクアリウム初心者にも上級者にもとってもおすすめの熱帯魚ですよ!
小さい水槽で数匹飼育する場合でも、この美しい体色で十分に存在感を発揮してくれます。
複数匹入れると群れて泳ぐ!
また、群れる性質があり、数十匹のカージナルテトラが群れる姿は個体の小ささを感じさせない迫力があります。
ただし!環境に慣れてくると、安心したのかバラバラで泳ぎだします。
どうしても群れさせたい場合、あまりオススメしませんが、カージナルテトラよりも大きい魚と混泳させると再び群れで泳いでくれます。
ワイルド個体は、発色がとても良いのが特徴。
そして、自然で育ったため、筋肉・体格などがしっかりしていて、大きく成長します。
ですが、ブリード個体よりも餌付けが難しく、最初は苦労するかもしれません。
また、臆病な性格の個体が多く、ずっと水草に隠れて、なかなか前に出てきてくれないといったデメリットもあります。
価格もブリード個体よりも高め。
カージナルテトラなどの小型カラシンの殆どは繁殖が非常に難しく、ショップで売られているものの殆どが、現地から採取されたものです。
現地採取の個体のことを「ワイルド個体」と言います。
逆に、繁殖させたものを「ブリード個体」と言います。
反対にブリード個体は、餌付けが楽で、前面にすぐでてきてくれます。
価格もワイルド個体よりも安く、丈夫で寿命が長いというメリットがあります。
特徴 | ワイルド個体 | ブリード個体 |
発色・体格など見た目の良さ | ○ | × |
餌付けのしやすさ | × | ○ |
なつきやすさ | × | ○ |
寿命 | 短い | 長い |
できればブリード個体をお迎えしてほしいぞ。
ちなみに、ネオンテトラと比較すると、カージナルテトラの方が体長が大きく、価格も高めです。
育成データ
名称 | カージナルテトラ |
---|---|
学名 | paracheirodonaxelrodi |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
カテゴリ | カラシン |
大きさ | 約5cm |
水質 | 弱酸性〜中性※弱酸性の方が発色が良い |
水温 | 20℃〜28℃※推奨温度は25℃くらい |
寿命 | 約3〜4年 |
価格 | 10匹で¥1500〜¥2000 |
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カージナルテトラの性格
もともと、食物連鎖の下層に位置するカージナルテトラは、とっても臆病な性格。
飼育下においても同じで、他の熱帯魚に悪さをすることはありません。
どんな種とでも混泳可能です。
ただし、カージナルテトラよりも小さい「稚エビ」は捕食対象です。
エビを繁殖させたい場合、水槽を大きくしたり水草を多く入れるなど対策が必要です。
また、よく同種で小競り合いをする光景が見られることがあります。
死に至らしめるほどの喧嘩ではないので、特に問題はありません。
ただ、しつこく追いかけ回すようであれば、水草などで隠れ家を作ってあげた方がいいかもしれません。
カージナルテトラの販売情報
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