コリドラスステルバイは、ナマズの仲間である「コリドラス」という品種のひとつ。
原産国はブラジルにあるグァポレ川で、砂の目が細かな場所に生息しています。
コリドラスは昼間に動く種類が多いですが、コリドラスステルバイは、夜行性です。
昼間は水草や流木の影で大人しくしています。
また、飼育や繁殖が簡単なため、現在は野生(ワイルド)ものは少なく、養殖(ブリード)された個体がほとんどです。
それではコリドラス・ステルバイの飼い方についてチェックしてみましょう!
クリっとした目で、じーっと陰で隠れてると思いきや、急にお尻を振りながら移動する。
キュン死必至だぞ。
飼育難易度は低めで水質悪化にも強い
コリドラスステルバイは、コリドラスの中でも飼育難易度は低め。
アクアリウム初心者でも、比較的飼いやすい熱帯魚といえるでしょう。
水質悪化にも強い傾向にありますが、底に生活するコリドラスは底砂の汚れ・水質悪化の影響を受けやすいです。
定期的な底床の掃除と水換えは、必須です。
ちなみに、底床が汚れていると髭が溶けることがあります。
ヒゲが溶けてもそのうち生えてきますが、場合によっては再生しないこともあります。
コリドラスのチャームポイントである「ヒゲ」。水質悪化で失うのはあまりにもかわいそうです‥。
また目の荒い砂利でも髭が傷付き、溶ける事があります。
コリドラスメインで飼う場合、できるだけ目の細かい砂を選ぶようにしましょう。
そして水質悪化を防ぐために砂は浅く敷き、水草は流木に活着できるものを選択するのがコツ。
底砂は色々な種類が販売されていますが、メダカ飼育などでも使われている「田砂」がオススメ。
目が細かいので、ヒゲを傷つけにくいです。
砂を掘って、餌を探す姿も見られます。
Charmで購入する |
Amazonで購入する |
楽天で購入する |
特徴
コリドラスステルバイは、小さいもので3cm程度、大きなものだと5cmくらいまで成長します。
最大の特徴は、胸びれがオレンジ色がかっていて、こげ茶~黒ベースの体に白いスポットがたくさん入っているところですね!
そして、コリドラス最大チャームポイントである口元のヒゲと、くりくりした目。
お尻を左右にふる愛嬌のある動きで、アクアリスト達を癒してくれます。
テトラとは違い、環境に慣れても基本的に群れで泳いでくれます。
複数飼いだと群れを成して底床を泳ぐ姿も見れますよ。
そして、1番の特徴は、水流がとっても大好き!
ステルバイに限った話ではないのですが、コリドラスは水流あるところが大好きです。
水流があると時々遊ぶことがある
水槽内に水流があると、時折水流付近で遊んでいるような姿を見ることができます。
水槽内に水流を作ってくれるのが「ディフューザー」です。
Charmで購入する |
Amazonで購入する |
楽天で購入する |
ディフューザーは、外部フィルターの排水する力を利用して、水流を作ります。
気になる方は、使っているフィルターに装着可能か、よく確認してから購入してください。
また小型水槽だと予想以上に水流が強すぎることがあるので、水流の調節に注意してください
強すぎる水流は、大きな負担になります。
底床に砂を利用している場合、湧き水もおすすめです。
ただメンテナンスがちょっと面倒なのが難点かも。
飼育データ
名称 | コリドラス・ステルバイ |
---|---|
学名 | Corydoras sterbai |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
カテゴリ | コリドラス |
大きさ | 約6cm |
水質 | 弱酸性〜中性 |
水温 | 20℃〜27℃※推奨温度は24℃くらい |
寿命 | 約5年 |
価格 | 1匹で¥480〜¥650 |
Charmで購入する |
Amazonで購入する |
楽天で購入する |
コリドラスステルバイの繁殖の方法
コリドラスステルバイは繁殖も簡単。
個人で繁殖を楽しんでいる方もいます。
繁殖させるためにはオス・メスのペアを用意する必要があります。
オス・メスの見分け方は、上から見たときの体のふくらみから判別します。
- 丸みを帯びた身体をしているのがメス
- ほっそりとした身体なのがオス
繁殖可能な状態になると、オスがしきりにメスを追いかけまわすようになるのもチェックポイントのひとつです。
繁殖用水槽を用意する
稚魚の生存率を上げるために、繁殖用の水槽を用意しましょう。
コリドラスステルバイは、水槽の壁面や大きい水草に卵を産む性質があります。
アマゾンソードなど大きな水草も用意してあげましょう。
また、コリドラスステルバイは雑食性の熱帯魚です。口に入るものは餌とみなしてしまうため、自分が産んだ卵でさえも餌だと思ってしまいます。
なので卵を見つけたら、親を別の水槽に移動させましょう。
産卵用の飼育水槽を用意できない場合は、産卵ボックスがおすすめ。
産卵ボックスなら、親のいる水槽でも、水温と水質を保ちながら楽に隔離することができます。卵のついた水草をそのまま産卵ボックスに入れるだけでOKです。
産卵ボックスの中でも「隔離ネット」は、ネットの底面まで新しい水が入れ替わり、水温の変化も少ないのでおすすめです。
普通の隔離ボックスよりも孵化率・生存率が高いですよ。
Charmで購入する |
Amazonで購入する |
楽天で購入する |
稚魚の育て方
繁殖用水槽にフィルターを設置する場合、稚魚や卵が吸い込まれないように注意してください。
吸い込み口にスポンジを付けるのがオススメ。
約1週間くらいで孵化します。
孵化直後の稚魚は、お腹にあるヨーサックという栄養の詰まった袋をつけています。
2~3日はこの袋の中にある栄養を吸収して成長します。
ヨーサックがある期間は餌が不要なので、孵化してから2〜3日後から餌を与えます。
稚魚にはブラインシュリンプを与える
稚魚はにとって、人工飼料は大きすぎるので、ブラインシュリンプを与えます。
ブラインシュリンプは、大人になっても食いつきが非常に良い餌で、隔離ネットから溢れても親たちが喜んで食べてくれますよ。
Charmで購入する |
Amazonで購入する |
楽天で購入する |
ブラインシュリンプは孵化させなければならない
市販のブランシュリンプエッグは乾燥した卵なので、稚魚に与える前に孵化させる必要があります。
孵化させる方法ですが、基本的にペットボトルに汽水を入れ、日当たりの良い場所でエアレーションをするだけでOKです。
1日程度で孵化します。
専用の孵化器を使用すると、孵化の失敗が少なくなり、効率よく孵化させることが出来ます。
自分の経験上、専用の孵化器を使用したほうが孵化率が高かったです。
価格もそこまで高いものではないので、初めてチャレンジする方は専用の孵化器がオススメ。
Charmで購入する |
Amazonで購入する |
楽天で購入する |
またブラインシュリンプの孵化方法には、「皿式」といわれている方法もあり、この方法は一番手軽で手間もかかりません。
孵化率が悪い時はいろいろなやり方があるので、自分にあった方法で孵化させましょう。
そして、コリドラスステルバイの稚魚が大きくなり、親と同じ餌が食べられるようになったら、親と同じ水槽に入れてOKです。
性格
コリドラスステルバイの性格はとても温和。
乱暴な熱帯魚や肉食性の強い熱帯魚以外ならどんな魚とでも混泳可能です。
また、自然環境では、基本的に群れで過ごしています。1匹だけだと、怯えてなかなか前に出てこない事が多いです。
できれば、複数飼いがおすすめ。
コリドラス・ステルバイの販売情報
コリドラス・ステルバイが購入できるショップ情報はこちら!
Charmで購入する |
Amazonで購入する |
楽天で購入する |