タイニムファのニムファは睡蓮(スイレン)のこと。つまり、タイの睡蓮ということですね。
水槽で使う水草とはちょっと変わっていて、バルブと呼ばれる球根を持っています。みんなからは芋と呼ばれています。
また、タイニムファには赤くなるタイプと緑になるタイプの2種類があり、「レッドタイプ」「グリーンタイプ」と区別して売っているショップもあります。
ちなみに、名前の最後に付いているニムファは睡蓮を意味しますが、水の妖精である「ニンフ」が由来していると言われています。
水の妖精なんて、とっても素敵な名前を持っているんですね!
それではタイニムファの育て方について確認してみましょう!!
そもそも、なんでニンフは妖精って意味なんだろうね?色々と面白い逸話があるから、興味があるなら調べてみると面白いぞ。
タイニムファの難易度
栄養が詰まった球根を持っているため、水槽に入れた直後でも元気に成長します。
成長速度は、早くもなく遅くもなく。まあ普通くらいですね。
最低限の光とできればCO2もあればキレイに育ってくれます。
タイニムファの難易度は低いでしょう。
ただ、株分けしてどんどん増やしたい場合は難易度が上がります。
タイニムファの増やし方は球根から株を切り離すのですが、新しい株には球根がないので長期維持がやや難しいです。
新しい株に球根を付けるには強い光と肥料が必要になります。
タイニムファが育たない・溶ける理由
タイニムファが枯れてしまうのはいくつか原因が考えられます。
なぜ枯れてしまうのかチェックしてみましょう。
何度も引っこ抜いたり植えたりしている
タイニムファは引っこ抜かれるのが大の苦手で、引っこ抜くとそのまま成長が止まってしまうことがあります。
一度植えたらなるべく移動させないようにしましょう。
どうしてもレイアウトを変更したい場合は、球根が十分に育っているのを確認してから慎重に引っこ抜いてください。
また、休眠期に入ると球根だけになるので、その隙に植え替えちゃうのもアリ。
栄養が足りていない
栄養を球根に蓄える性質からなのか?タイニムファはとっても肥料食いです。
栄養が少ない環境だと、球根の中身がスカスカになり、次第に調子を崩していきます。
魚があまり居ない水槽ではしっかり追肥しましょう。
根をしっかり張るので、底床に埋めるタイプの肥料がおすすめです。
球根がない株は休眠ができないので水温が下がると枯れる
タイニムファは親株(球根)から切り離すことで株を増やせますが、切り離された子株には球根がありません。
球根がなくても普通に育ちますが、休眠ができないのでヒーターがないと枯れてしまいます。
子株に新たに球根を作るには、強い光と大量の肥料が必要で、室内の水槽では非常に難しいです。
一部の子株を屋外で育てて株を作らせるのもアリですね!
休眠の時期になったら温度管理している水槽に入れる必要がありますが・・。
気温が下がって休眠の準備をしている
タイニムファは「活動期」と「休眠期」があり、春~夏あたりまで活発に活動します。
そして、気温が下がり始める秋~冬になると、休眠の準備を始め、休眠期に入ります。
休眠期になると、葉が枯れ落ち根もなくなり「芋」だけが残ります。
パッと見枯れているようにも見えますが、球根さえ生きていれば再び芽を出すので心配ありません。
ただしもともと温暖な地域に生えている水草なので、越冬するには人工的に管理する必要があります。
屋外でも育つが水温が低い冬を乗り越えるにはコツが必要
球根を育てるには強い光が必要ということで、庭の池やビオトープで育てたい方もいますよね。
しかし、熱帯スイレンは日本の冬を越せません。
気温が高い時期は外でも問題なく成長しますが、気温が10℃を下回ると元気がなくなり、休眠状態に入ります。
休眠を始めると球根だけになってしまいます。
さらに水温が下がると深い休眠状態になり、暖かくなっても芽を出さなくなります。
こうなると、再び芽を出すのに数年かかることもあるので注意してください。
対策は最初からヒーター付きの暖かい水槽で育てて休眠させないか、冬の時期のみヒーターを付けて越冬させます。
休眠に最適な水温は12℃くらいですが、12℃に設定できるヒーター(サーモスタット)は少ないんですよね。
そこでオススメなのが「広温域サーモスタット」です。
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このサーモスタットは、6~32℃まで設定できるので、深い休眠状態にならず安定して越冬できます。
サーモスタットとは、設定した温度になると電源がONになる機器のこと。
ヒーターとセットで使用することで、設定温度になったらヒーターの電源をONにするといった温度管理が可能になる。
暖かくなって芽が出始めたら屋外に移動してOKです。
タイニムファの特徴
ハートの形をした大きな葉を何枚も付けて、とっても可愛らしい草姿をしています。タイニムファはスイレンの仲間なので、芋のような球根と水面に大きな浮葉を展開するのも大きな特徴の1つですね。
夏になると水面まで茎を伸ばし、ピンク色のきれいな花が咲いてとってもキレイですよ!
花って植物にとっては相当な負担なんですよね。
あまり光が届かない水中に生える植物は花を咲かす種類が少ないです。
タイニムファは水面に葉を展開することで、効率よく太陽光を吸収します。その結果、花を咲かすことができるんです。
花を咲かすなんて、まさにニンファ(妖精)の名にふさわしい植物ですよね!
そんなタイニムファですが、特徴についてもっと具体的にチェックしてみましょう!!
タイニムファを水槽に植えるならどのあたりが良い?
そこそこ大きい葉を持つので、前景は無理ですね。
水槽の角なら行けるかな・・?
中景はいい感じ!水草の合間から顔を出すように、ちょっとしたアクセントとして使うも良し。中央に植えて水槽の主役にしちゃうのも良し。
後景も植えられますが、タイニムファの水中葉はあまり高さがありません。
なので後景草に隠れちゃうかも?あえてのチラ見せも面白そうですが。笑
また、調子が良いとスイレン特有の浮葉を伸ばし始めます。
水槽に影を作ってしまうので、その点も考慮してレイアウトしましょう!
オススメの植える場所 | |
前景 | × |
中景 | ○ |
後景 | △ |
タイニムファの魅力は花を咲かす点と栄養分を強力に吸収すること!
タイニムファの魅力は、やっぱり花を咲かすところですよね!
水面からひょっこり顔を出す花はとても美しいですよ。
また、芋に栄養を溜め込む性質から、かなりの肥料食いです。
なので、水換えがあまりできないビオトープに最適です!
ちなみに、肥料食いと言ってもソイルじゃないと育たないわけではありません。芋に蓄えられている栄養を使って成長できるので、砂利や砂・ベアタンクでも育てることができます。
ただし、芋がスカスカになってしまう点は要注意。
タイニムファと相性の良い魚は?
幅広い水質で育つので、色んな魚と相性が良いですね。
金魚とも相性が良いし、メダカも熱帯魚もOK!
ビオトープで使いたい方は、メダカやアカヒレが良さそう。
浮葉が影を作ってくれるので、水温の上昇も抑えられるし何より花と魚のコントラストがイイ!
あとは、ベタとも相性が良いですね。ハートの形をした葉との組み合わせはとってもキュートです!
ベタってもともと浮草との相性が良いので、タイニムファとも相性が良いんですよね。産卵床にも使えるので、繁殖したい方にもオススメですよ。
ちなみに、葉が柔らかいので、食害しやすい魚と一緒に入れる場合は要注意!
タイニムファと相性の良い水草は?
がっつり水草水槽を楽しむなら、ロタラ系やヘアーグラスショートとかどうでしょうか。
ただヘアーグラスショートも肥料食いの水草なので、あまり肥料を必要としないエキノドルス・テネルスなんかの方が良いかも?
好みの問題ですね。笑
タイニムファを中景に植えることで良いアクセントになるし、赤い葉のタイニムファがさらに水槽を美しくしてくれます。
ポイントは、茎が貧相なのでどうやって隠すかor活かすか?です。
流木や水草で隠しても良いし、水草を背景にしてあえて見せるにも良いですね。
また、浮葉を展開されると水槽に影ができちゃうのでカットしてください。
特に高光量を必要とするヘアーグラスショートなどを植えている場合は要注意。
浮葉も楽しみたい!なんて方は、光量をあまり必要としない陰性植物がおすすめ。
スクリューバリスネリアやアマゾンソードとかどうでしょうか。
どれも光量をあまり必要としないので、相性もバッチリですよ。
育成データ
名称 | タイニムファ |
---|---|
学名 | Nymphaea rubra |
難易度 | ★★☆☆☆ |
カテゴリ | 中景草 |
水質 | 弱酸性~中性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
光量 | 1~3灯以上 |
CO2 | 1滴/3秒 ※無しでも可 |
価格 | 1株 740~950円 |
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タイニムファの植え方
ショップで購入する時は、芽が出ているモノを選びましょう。
というのも、球根だけだと生きてるのか腐ってるのかわかりにくいんです。笑
水槽に植える時は球根を転がしておくだけでOKです。なんか気になる場合は軽く埋めても大丈夫です。
ただ、ガッツリ奥の方までは埋めないように注意してください。
ガッツリ埋めてしまうと、球根が腐ってしまう場合があります。
ただ、底床に埋めないと芋が転がっているみたいで、見栄えがよろしくありません。そのうち芽が出てて目立たなくなりますが、それでも嫌という方は見えなくなる程度に軽く埋めちゃってもOK。
腐ってしまうリスクはありますが、実はタイニムファの植え方には色んな意見があって、「埋めないほうが良い」「半分埋まるくらい」「軽く埋まる程度」など人によって色んなやり方があるんです。
なので、レイアウト上球根がまる見えなのは嫌!という方は、見えなくなる程度に軽く埋めるやり方を試してみるのも良いかも。
ちなみに、根が出始めたら移動は厳禁ですよ。
- 底床に深く植えると腐る場合があるので絶対に埋めないこと!
- 植え替えを嫌うので、一度根付いたら移動させないこと!
タイニムファのトリミングと増やし方
タイニムファのトリミングには「大きくなりすぎた葉のトリミング」「浮葉のトリミング」「株分け」があります。
大きくなりすぎた葉は球根から伸びる茎をカットする
タイニムファは肥料や光が十分にあるとかなり巨大化します。
水槽のレイアウトが崩れたり、影を作ってしまう場合はトリミングを行いましょう。
有茎草のように葉と葉の間に節目を持たないので、球根の根元付近からカットします。
また、球根を傷つけると、とたんに調子を崩す場合があるので、絶対に傷つけないようにしてください。
浮葉が出てきてほしくない場合はカットする
浮葉は水槽に入る光を遮ってしまうのでカットしましょう。
ビオトープや陰性植物(光をあまり必要としない植物)しか植えていない場合や他の水草の成長を邪魔していない場合は、そのままでも問題ありません。
トリミングの仕方は球根の根本付近からカットする感じでOK。
タイニムファを増やすなら「株分け」を行う
タイニムファの増やし方は株分けが基本です。株を増やしたい場合に実施しましょう。
タイニムファは、球根に複数の子株をつけます。
この子株を球根から切り離すことで株分けを行います。
注意点は無理に株分けを行わないこと。株分けは球根に大きな負担をかけます。球根が十分に育ってから株分けを行いましょう。
また、切り離された子株には球根がないので、子株からさらに株分けを行ないたい場合、子株の状態がとても良好なのを確認してから行ないます。
子株もしっかり光合成をしてあげれば球根ができるので、球根を育ててから株分けをするのも手ですよ。
- 球根が十分に育っていない場合は株分けを行わないこと!
- 子株から株分けをしたい場合は調子が良いのを確認してから行うこと!
タイニムファの販売情報
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