体色がとっても美しくて、インテリアとしても人気のベタ。品種改良も頻繁にされていて、尾ひれが長い個体などが作出されています。
その中でもトラディショナル・ベタは、最も一般的なベタです。
生き物ですから、インテリアではなくペットとしてしっかりお世話してあげてくださいね。
それではトラディショナル・ベタの飼い方についてチェックしてみましょう!
飼育難易度
熱帯魚の中でも比較的飼育自体は容易ですが、美しい発色を出したい場合は、難易度が上がります。
さらに、ベタは基本的に凶暴で、他の熱帯魚との混泳は出来ません。
1匹での飼育が基本となります。
また、急激な水質・水温の変化や酸欠にかなり強いところがあり、水換えをしっかり行ってあげれば瓶の中でも飼育することができます。
ショップでも瓶に入った状態で売られていることがありますが、やはり水槽に入れて飼うのとでは難易度が上がります。
なので、できるならば瓶よりも大きい水槽に移して、ヒーターを使用した環境で飼ってあげてください。
また、大きなヒレは、他の熱帯魚にかじられたり、狭い環境だと傷がついてしまうことがあるので、そういった観点からも適切な大きさの水槽で単独飼育が基本になります。
また、定期的にフレアリング(ヒレを大きく広げる)させてあげないと徐々にヒレが固まっていってしまうので、1日に1〜2回、5〜10分ほどフレアリングさせてください。
特徴
体色が青色や赤色の個体・青と赤色の個体、さらに全身真っ白の個体など様々な色を持ち、全体的に他のベタよりもヒレが長く、フィンスプレッティング(ヒレを大きく広げる)したときの迫力は、目を奪われるほどの美しさがあります。
なので、基本的に1匹飼いですが、十分すぎるほどの存在感を魅せてくれるでしょう。
また、じっくり飼い込むことでより美しく発色し、美しさを競うコンテストがあるほど、他の熱帯魚とは一線を画す美しい体色を放ってくれます。
ちなみに、トラディショナル・ベタの中でも「ハーフムーン」「クラウンテール」「プラカット」と呼ばれる品種から派生した個体は、品質(体色・形など)がとても高く、コンテストに出すベタということで、「ショー・ベタ」という名前が付けられています。
基本的に飼い方自体は、名前が変わっただけでトラディショナル・ベタと同じになります。
ちなみに、繁殖も容易で、簡単に増やすことができます。
また、稀にえさを食べないことがあるので、嗜好性が高い赤虫を与えたり、ショップで与えている餌をあげると、うまく餌付けすることができるかもしれません。
ベタは、同じ餌をずっと与えていると飽きて食べなくなることがあるそうなので、複数の餌を交代で与えると良いかもしれません。
ちなみに、熱帯魚通販のチャームでは、
aquarium fish food series 「ff num03」
この3種類の餌を与えているそうです。
飼育データ
名称 | トラディショナル・ベタ |
---|---|
学名 | Betta splendens Var. |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
カテゴリ | ベタ |
大きさ | 約8cm |
水質 | 弱酸性〜中性 |
水温 | 20℃〜30℃ ※推奨温度は24℃くらい |
寿命 | 約2〜3年 |
価格 | 1匹で¥500〜¥2000 |
ベタ・トラディショナル 色指定なし(おまかせ浮き草3種セット付き)(1ペア)
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ベタ・クラウンテール 色指定なし(おまかせ浮き草3種セット付き)(1ペア)
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フレアリングの方法
フレアリングは、威嚇や求愛行動の時に、ヒレを大きく広げるしぐさです。
なので、別のベタが入った水槽を隣に配置し、お互いに視認できるようにすると、フレアリングをします。
また、ずっと視認できる状況だとベタに大きなストレスになるので、普段は仕切りをするなど、見えないようにしましょう。
別のベタが居ない場合は、鏡やベタの写真・絵でも代用可能です。
また、同じ個体を見せても、慣れてしまいフレアリングをしなくなることがあるので、別の写真に代えたり交換しながら見せてあげると良いでしょう。
また、フレアリングは大きなストレスになるので、10分のフレアリングを一日2回程度にしてください。
繁殖について
オスとメスの区別は、オスは体が大きく発色が良く、メスは小柄で、オスよりも発色がよくないので、簡単に見分けられると思います。
オスはメスにも威嚇するので繁殖の時以外は別々で飼育しましょう。
グラミーと同じで、オスが泡巣を作って繁殖をします。
産卵床として、浮き草を入れてあげてください。
オスとメスが見える位置で、別々の水槽に入れて、お見合いをさせます。
すると、オスが泡巣を作り始めるので、そしたらメスを同じ水槽に入れてください。
数日で、産卵してくれます。
数日経過しても産卵していない場合や、小競り合いをしている場合は、別のメスに変更しましょう。
ほっとくと、メスがボロボロになってしまうことがあります。
また、産卵後メスが卵を食べてしまうことがあるので、産卵したらメスは別の水槽に移動させてください。
オスが泡巣で稚魚のお世話をするので、オスは移動させる必要はありません。
稚魚が自ら泳ぎ始めたら餌を与えます。
また、このタイミングで、オスを別の水槽に移動させます。
最初は、ブラインシュリンプですら大きく感じるので、茹でた卵の黄身をすり潰したものか、ゾウリムシなどの単細胞を与えるようにしましょう。
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卵黄を与える場合、水が結構汚れてくるので、余った餌をスポイトで取り除き、3分の1くらいを親たちのいる水で点滴法で、水換えします。
体が大きくなり、ブラインシュリンプが食べられるようになったら卵黄からブラインシュリンプに切り替えましょう。
オス同士が小競り合いをしはじめたら、別々の水槽に移してください。
小競り合いをしていなくても2cmほどの大きさになったら、別々の水槽に移した方が良いかもしれません。
性格
ベタは通称闘魚とも言われているほど凶暴な性格をしています。
特にオス同士だと、片方が死ぬまで戦うことがあるので、絶対に混泳はさせないでください。
他の熱帯魚とでは、比較的おとなしいですが、特徴的な大きなヒレを他の熱帯魚に齧られて病気になったりすることがあります。
なので、ベタは、単独飼いが基本となります。
しかし、ベタはとても賢く、人が近づくと寄ってきてじっと見つめるようなしぐさや餌を求めて尾ヒレを左右に激しく振る(通称餌くれダンス)など様々な方法で人とコミュニケーションをとろうとします。
単独飼いが基本で、いつも一人ぼっちは可哀想なので、なるべくベタと一緒に過ごす時間を作ってあげるようにしてください。
トラディショナル・ベタの販売情報
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