プラティはメキシコなど中南米を原産とする卵胎生メダカの仲間です。
可愛らしい模様を持つミッキーマウスプラティは女性からの人気も高いですよ!
もちろん、元からこんな模様な訳はなくて、ミッキーマウスの模様に近い個体同士をかけ合わせて作られた魚なんです。
それではミッキーマウスプラティの飼い方についてチェックしてみましょう!
ミッキーマウス・プラティの飼育難易度
ミッキーマウス・プラティはグッピーと同じ卵胎生メダカの一種です。
とても丈夫で水質にもそこまでうるさくないため、初心者でも気軽に飼育でき、環境さえ整っていれば放っておいてもどんどん繁殖させることもできます。飼育難易度はかなり低いでしょう。
ミッキーマウス・プラティは原種であるプラティを近縁種同士で交配を続け品種改良してできた種類です。
そのため、遺伝子的に問題を抱えた稚魚が生まれやすいです。
例えば、体が曲がった奇形の稚魚、泳ぎ方のおかしい稚魚が生まれやすくなっています。
なので、ショップで購入するときは体の形や泳ぎ方、やせているかどうかをチェックし健康なものを選ぶようにしましょう。
水質は、中性~弱アルカリ性を好みますが適応範囲が広く、水道水のカルキ抜きをしただけの水でも飼育可能です。
ですが、原産地がメキシコのため、寒さには弱く水温は25~27度に設定する必要があります。
またプラティは大食漢でもあるので、餌はあるだけ食べてしまいます。
そのため、糞の量も体の大きさのわりに非常に多く、水質が悪化しやすいです。
ミッキーマウス・プラティの数によっては、水換えや水槽のメンテナンスの回数を増やす必要が出てくる場合があります。
餌は生餌も人工餌もなんでもよく食べてくれますが、もともと弱い草食性のある熱帯魚なので、空腹になってくると水槽内のコケを食べることがありますが、コケ対策になるほど食べてくれません。
コケ対策でミッキーマウス・プラティを入れている方はほとんどいません。
代わりに黒髭コケや油膜を食べてくれるブラックモーリーを入れる方が多いです。
また、弱い草食性があるため、葉の柔らかい水草や、水草の新芽などを食べてしまうことがあります。
ミッキーマウス・プラティの特徴
ミッキーマウス・プラティの最大の特徴は、何といってもその尾ひれの模様です。
黒いワンポイント模様がディズニーのミッキーマウスに似ていることから、特別にこの名称がつけられています。
個体により体色も全然違うので、とてもカラフルで可愛らしい雰囲気の水槽を作ることができます。
特に、ミニマッシュルームやキューバパールグラスといった水草は、可愛らしい草体をしているので相性が良い水草と言えるでしょう。
尾ひれの模様の他、ミッキーマウス・プラティはさまざまなカラーバリエーションがあります。
例えば、全体的に青っぽく、特徴的なミッキーマウス模様も青色の「ブルー三基マウスプラティ」や真っ白な体に黒いミッキーマウス模様の「ホワイトミッキーマウスプラティ」などの他、「ホワイトタイガーミッキーマウスプラティ」「ハイフィンレッドバック・ミッキーマウスプラティ」と言い出したらキリがないほどたくさんの種類があります。
模様によって、価格も全然違ってくるので、ショップで気に入ったカラーのミッキーマウス・プラティを選ぶとより確実です。
飼育データ
名称 | ミッキーマウス・プラティ |
---|---|
学名 | Xiphophorus maculatus |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
カテゴリ | めだか |
大きさ | オス約4~5cm、メス約5~6cm |
水質 | 中性~弱アルカリ性 |
水温 | 20℃~28℃ |
寿命 | 約1〜2年 |
価格 | 4匹で¥518~¥800 |
(画像・リンクのミッキーマウスプラティは、aqualibイチオシの「ハイフィンタイプ」です!)
Charmで購入する |
Amazonで購入する |
楽天で購入する |
ミッキーマウス・プラティの繁殖
ミッキーマウス・プラティは、飼育環境が整っていればすぐに繁殖します。
気が付いたらメスのお腹が大きくなっていたり、稚魚が生まれてから気づくことも多いです。
また、購入時にメスのお腹の大きさに気づかず、自宅で飼育を始めて数日で稚魚が生まれた、ということもあるくらいです。
さらにミッキーマウス・プラティは、近縁種であるソードテールとも交配が可能です。
そのため「ミッキーマウス・プラティ同士を交配させたかったが、一緒に混泳させていたソードテールと交配してしまった」ということあるので、注意してください。
小型熱帯魚なので少数なら20~30センチの水槽でも飼育が可能ですが、繁殖力が非常に強いため、少数飼育でも60センチ水槽で飼育したほうが良いでしょう。
性別の見分け方
ミッキーマウス・プラティに限らず、プラティの仲間はオス・メスの判別がつきやすいです。
オスには尻ヒレが変化してできた棘のような形状の「コノポジウム」という生殖器があります。
メスにはもちろんこのコノポジウムはありません。
さらにメスはオスよりも体が小さいのが特徴です。
出産~稚魚の育て方
メスは交尾後一か月もするとお腹がパンパンに膨れてきます。
この状態になったなら産卵用のケースに移すか、産卵用の水槽を用意してそこに移動させます。
ミッキーマウス・プラティは、メスのお腹の中で孵化し稚魚の姿で生まれてくる卵胎生メダカです。
なので、出産時直後からある程度育っているのが特徴です。
稚魚は少し大きめで、出産後すぐに細かく砕いた人工飼料も食べることができます。
ただ、最初のうちは、栄養価が高い市販のゾウリムシや沸かせたブラインシュリンプを与えても良いです。
他種の稚魚よりも大きいとはいえ、ラスボラエスペイなどの小型熱帯魚の成魚よりは小さいです。
そのため、他種の熱帯魚や親が稚魚を食べてしまうことが良くあります。
なので、出産したら親は元の水槽に戻ってもらいましょう。
稚魚は順調に餌を食べ、ある程度大きくなったら元の水槽に戻すことができます。
ミッキーマウス・プラティの性格
ミッキーマウス・プラティは基本的に温和な性格で、他の熱帯魚との混泳も可能です。
特に、ミッキーマウス・プラティは水槽の中~上層を泳ぐ熱帯魚なので、コリドラスやクーリーローチといった下層の熱帯魚とも相性が良いです。
しかし人間と同じように性格の良し悪しは個体差により全然異なり、他の熱帯魚に対して攻撃的だったり、神経質な個体も中にはいます。
あまりにも他の熱帯魚に対して攻撃的な様子を見せるようであれば、パールグラスやアマゾンソードなどといった水草や流木を投入して隠れ場所を作るようにしましょう。
しかしそれでも他の熱帯魚への攻撃がひどかったり、同種間で喧嘩するようなら、別水槽で飼育するのも検討してください。
ミッキーマウス・プラティの販売情報
ミッキーマウス・プラティが購入できるショップ情報はこちら!
Charmで購入する |
Amazonで購入する |
楽天で購入する |
執筆者:杠葉 狼(ゆずりは ろう)