もともと、メキシコに住んでいたプラティとソードテールをかけ合わせて作られた改良種です。
たしかにプラティっぽい面影がどことなくありますよね。
プラティを横に伸ばした感じでしょうか‥?笑
ニンゲンの手で新しい生き物を作り上げてしまうなんて…。
おそろしやおそろしや…。
それではレッドソードテールの飼い方についてチェックしてみましょう!
レッドソードテール飼育難易度
レッドソードテールは初心者向きのプラティとソードテールを掛け合わせた改良品種です。
そのため、丈夫で水質にもそこまでうるさくない飼育難易度の低い初心者向きの熱帯魚です。
注意点として、グッピーのように繁殖もしやすく、気が付いたらたくさんの稚魚が生まれてたということもあるので、増えすぎに注意しましょう。
また、草食性が強く水槽内に発生したコケを食べてくれることでも知られています。
コケ以外にも人工餌や赤虫、生き餌など口に入る物はなんでも食べてしまうほどの大食漢です。
卵胎生で同じ卵胎生のメダカやグッピーなどと比較すると縄張り意識が強めなので、複数での飼育や他の熱帯魚との混泳をする場合には、泳層の被らない熱帯魚との混泳が望ましいようです。
混泳する際はレッドソードテールだけでなく、混泳させる他の熱帯魚のストレスを軽減するためにも、隠れ家としてアマゾンソード等水草を多めに植えて隠れ場所を作っておく必要があります。
また、レッドソードテールは、中性から弱アルカリ性の水質を好むため、同じ水質でも育つ丈夫な水草を入れるようにしましょう。
特に、上記にも書いたアマゾンソードやハイグロフィラポリスペルマは弱アルカリ性の水質でも育つ丈夫な水草なので、初心者にもおすすめです。
レッドソードテール特徴
元々、丈夫で水質悪化にも強いプラティと同じく飼育しやすいソードテールを掛け合わせて作られたレッドソードテールは、赤いボディにまるで剣のような尾びれを持っているのが特徴。
水草との相性は、草食性が少しだけ強いこと・弱酸性の水質は好まないことから、あまり良くないです。
ですが、弱アルカリ性でも育つハイグロフィラポリスペルマなどの水草は植えることができ、体色の赤と水草の緑色がとても映え、剣のような尾びれを揺らしながら水槽内を泳ぐ姿は勇ましくも見えます。
水質にそこまでうるさくないとはいえ新鮮な水を好む傾向にあり、基本的なメンテナンスを行っていれば特に問題はありません。
また、草食性は強めですが水草を食べつくすようなことはありません。
よほどお腹がすいている時でもない限り、水草の新芽も食べることはありません。
一般の人工飼料や生き餌、冷凍赤虫なども良く食べるため餌やりに困ることもないでしょう。
ただ注意したいのは、レッドソードテールは大食漢なので、餌はあればあるだけ食べてしまいます。
そのため食べ過ぎで調子を崩してしまうこともあるので、よく食べるからといって餌を与えすぎないように注意してください。
餌をよく食べるため、フンの量も多いです。
繁殖スピードも早いことと相まって、水質悪化が割と早いため、水替えのペースを早めに行う必要がある場合があります。
飼育時にはそこそこ強いろ過装置があると安心です。
ソードテールは頭から尾の先まで、7~9センチ、環境がよければ10センチほどになります。そのため水槽は45センチ以上の大きめのものを用意してあげましょう。
剣のような尾びれを持つのはオスで、メスはオスよりも体が大きく普通のメダカのような尾びれを持っているので雌雄の区別はつきやすいです。
さらに、ソードテールの特徴に「性転換」があります。
これはオスメスどちらか一方が極端に少ないか、いない場合少ない方に性転換するというもの。
なので、繁殖を考えていなくてもペアが出来てしまったなんてこともあるようです。
飼育データ
名称 | レッドソードテール |
---|---|
学名 | Xiphophorus helleri var. |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
カテゴリ | めだか |
大きさ | 約7〜9センチ |
水質 | 中性〜弱アルカリ性 |
水温 | 23℃〜28℃ |
寿命 | 約2〜3年 |
価格 | 4匹 518円~ |
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レッドソードテール繁殖
ソードテールは卵胎生メダカの仲間です。
そのため卵ではなく稚魚がメスの体から生まれる繁殖方法です。
他の熱帯魚と混泳していても、気が付いたらメスのお腹が大きくなって、倍以上に増えてしまったということもよくあるのです。
性転換する性質があるため、ペアを考えて購入する必要もなく繁殖は容易です。
しかしソードテールは口に入る物は何でも食べてしまう傾向があるため、他の熱帯魚と同様に稚魚も食べてしまいます。
そのため、繁殖を考え稚魚の生存率を上げたいと考えているのなら産卵用の水槽を用意してそこにペアを入れ、稚魚が生まれたら親を元の水槽に戻すようにします。
また産卵用の水槽には稚魚が隠れることができるように、ウィローモスやハイグロフィラポリスペルマなどの水草を多めに入れるのがポイントです。
隠れ場所が多ければ多いほど稚魚の生存率は上がります。
どうしても稚魚用の水槽が用意できない場合には隠れ場所を多く作ってあげることで、稚魚の生存率を上げることができます。
稚魚は割と大き目な体をしているので、餌はフレークタイプの人工餌を砕いたものやブラインシュリンプを与えます。
餌についてはこちらの記事を参考にしてください。
レッドソードテール性格
気性は割とおとなしい性格なので混泳は可能ですが、オスは気が強いです。
またメスも個体によっては気性の荒いものもいるため、大人しい熱帯魚だといじめられることもあるので注意が必要です。
基本的にソードテールはオスが縄張り意識が強く、メスも近縁種の中では気が強め。
そのため他の気が強い熱帯魚や縄張り意識の強い熱帯魚とトラブルを起こすことがあります。
殺しあうまではいかないものの、水槽内で小競り合いやいじめが起こってしまう可能性もあるので、なるべく泳層の被らない熱帯魚との混泳が望ましいです。
泳層がかぶる熱帯魚との混泳が必要なら、必ず水草等で隠れ場所を作ってあげましょう。
隠れ場所があると、小競り合いが減るだけでなく熱帯魚のストレスも軽減されます。
また、コリドラスやクーリーローチといった底層を泳ぐ熱帯魚との相性は抜群です。
レッドソードテールの販売情報
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執筆者:杠葉 狼(ゆずりは ろう)