クーリーローチは、東南アジアに住んでいるどじょうの仲間です。
東南アジアどじょうはこんなにおしゃれなんですね。笑
ちなみに、ローチの意味は、頭につける羽飾りという意味があります。
その一方で、ゴ◯◯リという意味も‥。笑
それでは、クーリーローチの飼い方についてチェックしてみましょう!
クーリーローチの飼育難易度
クーリーローチはコイ目のドジョウ科の熱帯魚で、寿命は5~10年と熱帯魚の中では長寿な種類です。
クーリーローチは比較的飼育しやすく、飼育難易度が低い熱帯魚です。ただ、砂に潜る習性があり、植えたばかりの水草を引っこ抜くので注意が必要です。
また、臆病な性格なためか、数匹で集まっていることが多いです。
臆病な性格から、隠れ場所がないとストレスが溜まって、餌を食べなくなったり、大きな物音やいきなり照明を付けたりすると驚いて水槽から飛び出ることもあります。
なので、流木や石・水草等で隠れ家を作ってあげましょう。
注意点として、隠れ家としてサンゴを入れると化学反応を起こし、水中にサンゴの成分が溶けだしてしまいます。
そのため、水質がアルカリ性に変わっていくことがあります。
なので、隠れ家にサンゴを利用したいときは、水質チェックを怠らないようにしましょう。
また、サンゴに限らず、石も水質をアルカリに傾ける作用があります。
クーリーローチは、個体によって砂に潜っている時間が長い者もいるため、定期的に底砂の掃除をする必要があります。
底砂が汚れているとクーリーローチにストレスがかかったり、砂の汚れから白点病などの病気になってしまうことがあります。
クーリーローチにおすすめの低床は田砂です。
角が立っていないため、体を傷つけることがなく、潜りやすい特徴があります。
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また、雑食性なので何でもよく食べますが、他の熱帯魚との混泳時には、底層まで餌が届かないことがあります。
オトシンのようにコケを食べる熱帯魚ではないので、きちんとクーリーローチに餌がいきわたるよう、注意しましょう。
また、夜行性なので寝る前に餌を与えるのも良いと思います。
クーリーローチの特徴
クーリーローチの特徴はなんといってもその体の縞模様とドジョウらしい口元の可愛いヒゲでです。
最大の特徴として、潜る性質があると言われることが多いですが、実は砂に潜らない個体のほうが多かったりします。
なので、潜る姿が見たいという方は、がっかりしてしまうかも?
逆によく潜る子もいます。
こればかりは「個体によって違う」としか言えません。
潜るクーリーローチがみたいという方は、ショップで砂に潜っている個体を選ぶと、自宅の水槽でも潜ってくれるかもしれません。
もしそういう個体を選んだ場合、クーリーローチが十分に潜ることのできる底砂を用意しましょう。
クーリーローチの大きさは最大で10センチほどになります。
よくショップで販売されている物の中には近縁種である「パンギオ・シェルフォルディ」や「ブラッククーリーローチ」が紛れていることがあります。
パンギオ・シェルフォルディはクーリーローチと色がとても似ていますが、縞模様が崩れがちで、縞模様ではなく斑点やスポット状の模様になります。
クーリーローチと比較するとやや体が小さめで大きなものでも8センチ程度です。
ブラッククーリーローチは縞模様がなく、全身が黒い単色のクーリーローチです。
見た目ですぐにブラッククーリーローチと判別することができ、クーリーローチよりやや小ぶりの8センチ程度が最大の大きさになります。
これらの近縁種は、クーリーローチと同様に、温厚な性格なので他の熱帯魚との混泳でも喧嘩をすることはありません。
しかし、繁殖するには「同じ種類であること」が条件なので、繁殖を考えている場合には購入の際によく観察して同じ種類のものを購入するようにしましょう。
自然界では魚や動物の遺骸や落ち葉、腐った水草等を食べることから、アクアリウム界では、水槽の掃除屋として知られています。
飼育データ
名称 | クーリーローチ |
---|---|
学名 | Pangio kuhlii |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
カテゴリ | カラシン |
大きさ | 約10センチ |
水質 | 弱酸性〜中性 ※弱酸性の方が発色が良い |
水温 | 20℃〜28℃ ※推奨温度は25℃くらい |
寿命 | 約5〜10年 |
価格 | 3匹 626円~800円 |
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クーリーローチ繁殖
クーリーローチは割とポピュラーな熱帯魚ですが、夜行性なのと臆病な性格であまり姿を見せないことから、繁殖条件については知られていない熱帯魚です。
また、雌雄の判別がとてもつきにくく、メスが抱卵することで初めて判別可能になるかどうかといったところです。
運よくメスが抱卵しても、卵が詰まってしまい死んでしまうことも多いようで繁殖難易度は高いと言えるでしょう。
それでも繁殖させたいと言う場合は、なるべくクーリーローチの原産地と環境を合わせることです。
水温を25~27℃、pHは6.0~7.0で軟水にします。
同種のクーリーローチを5匹以上入れることのできる繁殖用の水槽を用意し、水槽内には流木や水草など隠れ家も用意する必要があります。
産卵・採卵
メスのお腹が大きくなり、身体の模様が薄くなってきたら抱卵に成功していると思ってよいでしょう。
もし、そういった個体を発見したら、急な水質の変化を避けるために水替え時の水の量を減らして逆にこまめに水替えするようにします。
水替えの間隔は3日に1度くらいのペースで、水槽の10分の1くらいの量にします。
この水替え方法は、生体へのダメージが少ないので、おすすめです。
クーリーローチは底砂や流木などに卵を産み付けますが、そのままにしておくと親が卵を食べてしまいます。
なので、卵が付いている流木ごと・底砂に卵がついているなら底砂ごと別水槽に移します。
この時、別水槽の水は、急な水質変化を避けるために親のいる水槽と同じものを使います。
特に問題がなければ卵は3日ほどで孵化します。
稚魚の育て方
稚魚は他の熱帯魚と同様に、人口のプランクトンや孵化させたブラインシュリンプなどを与えます。
餌をやり始めると水が汚れていくので、こまめに水替えも行いましょう。
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孵化して1ヶ月ほどで、親と同じ水槽に移すことができます。
クーリーローチ性格
クーリーローチの性格はとても温厚で、臆病な熱帯魚です。
数匹を同じ水槽に入れておくと、一箇所に集まってそこから動かないほどです。
さらに大きな物音を立てたり急に水槽のライトを点灯しただけで驚き、ものすごいスピードで水槽内を暴れまわり、場合によっては水槽から飛び出してしまうこともあります。
また、隠れ場所がない水槽に入れるとストレスが溜まり、餌を食べなくなってしまうこともよくあります。
なので、飼育時には隠れ場所を用意するようにしましょう。
大小さまざまな石で隠れ家を作ったり、流木にウィローモスやミクロソリウム等を活着させたものを水槽内に入れると良いでしょう。
水草水槽の場合、ブリクサショートリーフやヘアーグラス・ショート等底砂に植えるタイプのものだと、根を張る前に、抜かれてしまうことがあるので注意が必要です。
低床のメンテナンスのしやすさからも、なるべく低床に直接植えるタイプではなく、流木等に活着できるタイプの水草がおすすめです。
また、隠れ場所があり、環境に落ち着いてくると水槽内をよく泳ぐ姿を見ることも出来ます。
混泳に関しても、底層付近にいる熱帯魚で温和な性格から、ほとんどの熱帯魚と混泳させることが可能です。
クーリーローチの販売情報
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執筆者:杠葉 狼(ゆずりは ろう)